1998年辺りは、心臓疾患予防に赤ワインに含まれるポリフェノールが有効であるという学説が広まり、人気テレビ番組でも取り上げられたりした事で、第6次ワインブームが巻き起こって店頭から赤ワインが消えました。当時、カリフォルニアワインもそのブームに乗り販売が急増し、たくさんのワイナリーのワインが輸入されました。中でもセインツベリーはカリフォルニアワインでありながら、少しおとなしい閉じ気味の感じか印象的で、丁寧に時間をかけながら飲むとブラックチェリーやプラムなどの果実味が口の中に広がり、当時ブルゴーニュが主流だった日本で、カリフォルニアのピノ・ノワールは新鮮で衝撃的でした。

 こちらのワインは、ワイナリーのライブラリーストックを確保し、限定で販売されている商品です。カリフォルニアの飲み頃ヴィンテージワインを体験できる機会はなかなか無く、特にカリフォルニアワインに強いレストラン等で提供される位のワインを、ご自宅でもお気軽に体験頂けます。合わせるグラスは、ロブマイヤーのバレリーナシリーズ ワイングラスⅣをお勧めいたします。グラスⅣとワインのセット及びワイン単品の両方にて、ロブマイヤー公式通販 Lobmeyr Online Shopにて販売しております。

ワイナリー情報

良質なピノノワール造りは難しいと言われたカリフォルニアで、ディック・ワードとディヴィッド・グレイヴスは理想の地を探し求めてカリフォルニア中を旅し、そしてAVAが認定されたばかりのカーネロスに出会いそこが探し求めた土地であることを確信した。彼らのエレガントなスタイルはたちまち話題となり1983年ホワイトハウスでのエリザベス女王歓迎晩餐会でサーヴされるに至った。この地にこだわり続ける彼らのスタイルはカーネロスの風土を表す果実味豊かな中に奥行きを感じる。近年より洗練されたスタイルに変貌を遂げ、カーネロスの新たな可能性を予感させる。(共同創業者 ディック・ワードは2017年に他界)